メディカルピアス
ピアス穴あけに適していない
  1. 過去に傷跡が盛り上がり目立って残ってしまったことがある(ケロイド体質である)
  2. 金属アレルギーがある
  3. 2か月以内に医療機関でX線、CT、MRIなどの検査を受ける予定がある
  4. 抗凝固剤や抗血小板剤など、血流を改善する薬を内服している
  5. ピアッシング部位に炎症やしこりなどがある
ピアス穴作成の手順
  1. お好きなファーストピアスを選んで頂きます。(耳たぶが厚め(6mm以上)の方はロングピアスが適しています。その場合は種類が限定されます)
  2. 医師が耳たぶの状態を診察し、穴開けに問題が無いことを確認いたします。
    耳たぶに炎症やしこりがある場合、穴開けが出来ないこともあります。ご了承ください。
  3. ご希望の位置に印をつけていただきます。
    (当院では耳たぶ以外の場所の穴あけは行っておりません)
    どこに穴を開ければよいか分からないときは医師にお尋ねください。
    (注意点:①位置が下すぎると重いピアスをするといずれ耳たぶが切れてしまうことがあります②以前開けた場所はあけられません③しこりがあるところはあけられません)
  4. 耳たぶを消毒して、穴を開けます。
    器械で軽く耳たぶを挟まれた感じがした後、大きな音とともに一瞬でピアスが装着されます。麻酔は不要です。
ピアス後の経過

ピアッシング後数日は、多少の痛みがあったり、耳たぶが少々腫れる事がありますが、徐々に落ち着いてきます。もし赤みや腫れ、痛み等が続く場合には、ピアスをそのまま外さないで早めにご来院下さい。炎症がある時にはずしてしまうとピアスホールが閉じてしまうことがあります。ファーストピアスは必ずつけたままお休み下さい。その際ピアスをひっかけないようにご注意下さい。

考えられる合併症

穴開け直後:疼痛、迷走神経反射(気分不快、血圧低下等)
翌日以降:ピアス穴の感染、出血、かぶれ、ケロイド形成

万が一、トラブルが生じた場合にも、当院で治療をお受けいただけますのでご安心ください。適切なアフターケアを行っていても、トラブルが生じることは稀にあります。穴を開けてから数カ月以上経過したピアスホールでも、突然調子が悪くなることもあります。炎症を長く放っておくと、金属アレルギーを誘発したり、傷が残ったりする場合もあります。

ピアス穴のトラブルの多くは、早期であれば穴を塞ぐことなく治療することができます。異常を感じた時には、ぜひ早めにご来院ください。

よくある質問

Q.耳たぶにしこりがあります。ピアス穴を開けられますか?
A.しこりのあるところにはあけられません。少し外れた場所にあけることになります。

Q.穴開け用のピアスはいつまで着けているのですか?
A.ピアッシング後の約2か月間はファーストピアスを外さないでください。途中でファーストピアスを外すと、穴が閉じてしまうことがあります。2か月経過したら再度受診してください。セカンドピアスを持参いただき皮膚の状態を確認してから当院にてセカンドピアスに交換します。それまでは、はずさないでください。

Q.髪を洗っても大丈夫ですか?
A.洗髪はピアッシング当日から可能ですが、シャンプーやリンスがホール部分に残らないよう入念に洗い流してください。

Q.ピアス穴の消毒は必要ですか?
A.ピアス穴は清潔を保つ必要がありますが、消毒剤はかえってかぶれの原因になることもあり、当院では推奨していません。入浴時に、ピアスを前後に動かしたり回転させたりしながらシャワーをかけて、穴の周囲をしっかりと洗い流してください。

Q.運動はできますか?
A.水泳を除く運動はピアッシング当日から可能ですが、汗をかいたらホール部分をしっかり洗い流してください。

Q.美容院へ行ってもいいですか?
A.カットやシャンプーは問題ありませんが、ピアスを引っ掛けないよう注意してください。カラーリングやパーマは薬液の刺激が強いため、ピアッシング後6週間は控えてください。

Q.プールや温泉に行ってもいいですか?
A.プール、海水浴、サウナ、岩盤浴、温泉はピアッシング後6週間は控えてください。

Q.穴開け用のファーストピアスは外した後も使えますか?
A.ファーストピアスは使い捨てです。先端が鋭利で危険なので、一度外したら決して再利用しないでください。

Q.ファーストピアスを外した後はどのようなピアスを入れても大丈夫ですか?
A.ファーストピアスを外した時点で、穴の内側の壁まで安定しているかたはほとんどいらっしゃいません。半年程度、ピアス穴は傷つきやすくデリケートです。素材はチタン製などアレルギーを起こしにくいもの、軸は太めでまっすぐのもの、飾りはシンプルで衣類やマスクの着脱時に引っかかりにくいものを選ぶようにしましょう。重いピアスや、ぶら下がるタイプのピアス、アメリカンピアス(フックタイプ)は、穴が下方向に伸びてしまう原因となりやすいので出来るだけ選ばないようにしましょう。